December 11, 2018

寛大と甘やかし


最近 tween (10~12才) と呼ばれる子たちの扱いの難しさや、ティーンネイジャーの複雑さを聞くことが多いのと、仕事上でど〜〜〜しても好きになれない歳児を抱えていることで、一体ハイム・ギノット先生だったら今の私にどういうアドバイスをくれるかしら。。と思い、またまた私的なバイブル「子どもの話にどんな返事をしていますか?」を電車で読んでいた。そしてここをもう一度読んで答えが見えた気が。


「寛大さとは子どもたちの子供っぽさを受け入れる姿勢」

子どもが子どもであることを受け入れること。服を汚す、食べ物をこぼす、教室は歩かないで走る、それが子どもであるということを受け入れる


「甘やかしとは好ましくない行動を許すこと」

甘やかしとは好ましくない行動を許し、社会的に「許されない行為は許されない」ということをしないこと。暴力、騙す、盗む、人をバカにしたりいじめたりを放置すること


大人に必要なことは「願望、感情、行動を区別する」

行動は制限できるが感情に制限はない。「もーーあいつぶっ殺す‼️」と「思う」のはOK、だから実際ブン殴るのはNG。願望や感情は制限されないが行動は制限される。嫌いな人や話したくない人がいることは肯定されるが、だから意地悪をしたり無視したりということはだめ。


こう思うと、tween/teenagerの難しさも、behavior悪い4歳児のたしなめ方も、じつは同じ?と思えてくる。私の母はいつも「子育ては愛情をそそぐことが大切」というのだけど、「愛情をそそぐ」って何???

ギノット先生のおかげで、その問いに私が行き着いた答えは、愛情を注ぐとは、つまり「いつも共感してあげること」なんだと思う。大人は、あまりにも子どもに共感するチカラが欠けている。でも考えてみたら、オトナ同士でも、共感してもらえない人とは結局つきあえないよね???4才児が私に「この砂はすごく熱いよ!」と砂場で言った時、自分も実際砂に手を入れて「ほんとだ!あつっ‼️」と言うか?「ああそう」「手や服が汚れる!」と言うか?

いま10才の娘、毎日学校やお稽古で忙しい。宿題もしないでボケーっとしてる時に「毎日疲れるよね〜」と声をかけられるじぶんでありたいと思った、2018年の暮れ。



子どもの話にどんな返事をしてますか? ―親がこう答えれば、子どもは自分で考えはじめる
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February 13, 2018

中学生までに読んでおきたい日本文学

クリスマスにおじいちゃまが全巻贈ってくれたこのシリーズ、毎晩ではないけどまだ読み聞かせをしてる我が家でのヒット作👍👍👍 (自分で読む日本語はもっぱらマンガのみです😩)


「中学生までに」というタイトルだけど何を言う🤔、日本を代表する文豪たちの有名な名作群に隠れた、短い傑作を揃えたという感じ。テーマ別にまとめられた短編集、難しい言葉には注釈もついてるので、年齢上がってきたバイリンガル児の読み聞かせに◎◎◎

日本語の良さ、日本人の発想の面白さ、米国文学との違いを感じてくれたらいいな。きのう読んだ谷崎潤一郎の「小さな王国」、読みながら娘と「え〜〜どうなるの?!」「そうなるの〜〜?!」「結局はヌマクラが勝ったってこと?!」などなど大盛り上がり。

アメリカで生まれ育って10年、谷崎を一緒に味わえる幸せ。日本語諦めないで本当に良かったと思った瞬間。

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